佐藤隆太が「彼の生きざまを胸に刻んで」と懇願!「ガチ☆ボーイ」初日
2008年3月3日 12:00

[映画.com ニュース] 劇団モダンスイマーズの人気公演を映画化した「ガチ☆ボーイ」が初日を迎え、3月1日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、主演の佐藤隆太、向井理、宮川大輔、川岡大次郎、小泉徳宏監督による舞台挨拶が行われた。
本作は、寝るとその日あったことを忘れてしまう“高次脳機能障害”を負った青年・五十嵐(佐藤)が、身体の痛みならば忘れないと、学生プロレスを通じて生きる実感を取り戻していくという青春グラフィティ。「マリリン仮面!」という主人公・五十嵐のリングネームが連呼されるなか登場した一同は、「全身全霊、魂をかけて臨んだ」(佐藤)、「スタントもCGも使わず、みんなで怪我をしながら、絶対に良い作品にしたいとガチンコで取り組んだ」(向井)、「“マリリン”コールを聞いて、ラストシーンを思い出した。熱くなった!」(宮川)、「皆さんに見ていただけて、やっと完成。感無量」(川岡)、「たくさんの映画が公開される中で『ガチ☆ボーイ』を選んだ皆さんはお目が高い!」(小泉監督)と、感激のあまり大興奮。
笑いの絶えない舞台挨拶となったが、「本作で最も伝えたかったことは?」との質問に対し、小泉監督が「僕たちは、五十嵐くんから教わることがたくさんあった。皆さんにとっても、生きるとはどういうことなのかを、もう1回考えるきっかけになれば……」と神妙に答えると、佐藤も「僕は五十嵐が大好き。でも、彼の記憶は1日ごとにリセットされてしまう。ぜひ皆さんの胸に、五十嵐の生きざまを刻んでやってほしい」と、熱く締めくくった。「ガチ☆ボーイ」は全国公開中。
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