菊地凛子、感激!ウォン・カーウァイ監督の新作で花束ガールに
2008年2月15日 12:00

[映画.com ニュース] 香港の巨匠ウォン・カーウァイ監督が、グラミー賞受賞歌手ノラ・ジョーンズを主演に迎えて描くラブストーリー「マイ・ブルーベリー・ナイツ」。2月14日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでカップル限定のバレンタイン特別試写会が行われ、来日中のウォン・カーウァイ監督が舞台挨拶を行った。
恋人の心変わりで失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、ブルーベリー・パイを食べさせてくれるカフェのオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)との距離を縮めていくが、なかなか失恋から立ち直ることができない。彼女は住んでいたニューヨークを離れ、新たな自分を探す旅に出る……。
本作はカーウァイ監督が初めて手がける英語作品で、主演のノラ・ジョーンズは映画初出演にして初主演を飾っている。「2年前にノラに会う機会があり、私の作品の映画音楽をお願いしようと思っていたが、話しているうちに出演してもらう方が面白いと思った」と、歌姫を“女優”として起用した経緯を明かした。
監督の挨拶が終わると、カーウァイ作品の大ファンだという菊地凛子が花束贈呈に登場。菊地が「バベル」でカンヌ映画祭に参加した際にカーウァイは審査員を務めていたため、実は2人の顔合わせは2度目となる。菊地は「失恋した女の子が何かを見つけていく姿勢が、自分が映画作りをする上での“旅”にリンクして気持ちが重なった」と映画の感想を述べた。また、映画のメインビジュアルでもあるジュード・ロウとノラ・ジョーンズのキスシーンについて「可愛くてスイートでとても印象的」と答えていたが、「印象的なキスの経験は?」と突っ込まれると、「そういうお相手がいれば……」とかわしていた。
この日はバレンタインデイということで、菊地から監督へバレンタインケーキならぬ特大のブルーベリーケーキが贈られた。監督はこっそりブルーベリーをつまむなどお茶目な一面も見せたが、「映画は人生においてのデザートのようなもの。バレンタインデイの今宵、この映画が皆さんの“デザート”になればいいと願っている」と、ロマンチックなメッセージを贈った。
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は3月22日公開。
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