ダッシュが友情を育んだ!?「リアル鬼ごっこ」の石田卓也、谷村美月、大東俊介
2008年2月4日 12:00
[映画.com ニュース] とにかく3人寄れば、よく笑い、よく話す――リラックスした表情と気のおけないやり取りが、作品を通して築かれた良好なチームワークを強く感じさせる。彼らは、石田卓也、谷村美月、大東俊介。映画「リアル鬼ごっこ」(柴田一成監督)に出演し、苦楽をともにした3人だ。
同作は、100万部を超える山田悠介の同名ホラー小説の映画化。“佐藤”姓の者だけが鬼に命を狙われるというパラレル・ワールドに迷い込んでしまった高校生・佐藤翼の友情と冒険が、スピード感あふれる描写で描かれていく。
「とにかく初日から、3人ともいきなり走りまくり(笑)。2日目からは筋肉痛が出るわ、疲労は溜まっていくわでしたけど、すべて全力でした」とふり返ったのは、翼を演じた石田。香港でも活躍する谷垣健治がアクション監督を務めた、難易度の高いアクション・シーンにも体当たりでぶつかった。「できないことも多くて大変でしたが、楽しかった。やってよかったと思います」
親しみやすい関西弁で場を和ませてくれた大東は、劇中では2つの世界の異なる“佐藤洋”を熱演。「(不良と優等生という)自分の中にある2つの要素を、それぞれ極端に演じるのは楽しかった」と語った。
そんな2人と「最初は少し距離を感じていた」というのが、谷村美月。自分が演じたヒロイン・愛の2つの姿になぞらえて、「最初は(リアル世界にいる)心を閉ざした愛のようだったんですけど(笑)、徐々に打ち解けて、(パラレル世界の)愛のように活発に関われるようになりました」と打ち明けてくれた。
「それがいまじゃ、こんなにも仲良しですから。やっぱり3人で毎日走ったのが効いてるのかも(笑)」
困難を乗り越えることで絆を深めていくという姿は、まさに劇中の関係と同じといってもいい。そんな彼らの姿が映し出される「リアル鬼ごっこ」は現在、公開中。