吉永小百合、感極まって涙ぐむ!「母べえ」初日舞台挨拶
2008年1月28日 12:00

[映画.com ニュース] 第58回ベルリン国際映画祭(2月開催)コンペティション部門への出品も決定している、名匠・山田洋次監督の最新作「母(かあ)べえ」の初日舞台挨拶が1月26日、東京・丸の内ピカデリー1にて行われた。登壇したのは、山田洋次監督以下、112本目の出演作となる主演の吉永小百合、共演の浅野忠信、檀れい、笑福亭鶴瓶、志田未来、佐藤未来、原作者の野上照代の総勢8名。初回上映後の余韻に浸る観客を前に、感謝と喜びを語った。
同作は、黒澤明監督作品のスクリプターを長年務めた野上氏による自伝的ノンフィクション小説「父へのレクイエム」の映画化。太平洋戦争直前の昭和15年が舞台に、治安維持法により投獄された夫を待ちわびながらも、2人の娘のために激動の昭和を生き抜いた母親(母べえ)の物語だ。
74年の「男はつらいよ」以来34年ぶりの山田監督作品への出演となった吉永は、「長い月日が経ちましたが、山田監督の作品はずっと見てまいりました。弱いもの、小さいものに対する温かい眼差しをいつも感じておりました。今回の作品も同じく、優しさにあふれた映画で、一生忘れられない大切な思い出になると思います」と語った。常日頃より原爆詩の朗読を通じて平和の大切さを訴え続ける吉永にとって、ひときわ思い入れの強い主演作とあってか、感極まって目を潤ませる姿も見せた。また、吉永は娘役の2人らと一緒に「水族館へ遊びに行った」そうで、若い共演者陣から微笑ましいエピソードが披露されると、会場も和やかな雰囲気に包まれた。
山田監督は最後に「野上さんの友人に、“小さな茶の間を大きな時代が通り過ぎていくような映画”と表されて、本当に嬉しかった。(映画の作り手は)観客1人1人の感想によって教えられていくもの。この国がどうなっていくのか、あのような時代になっちゃいけない、と考えてもらえたら、こんなに嬉しいことはない」と締めくくり、再び深々と頭を下げた。
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