ストライキ中の米脚本家組合が新たに製作会社3社と単独合意!
2008年1月28日 12:00
[映画.com ニュース] 依然としてストライキが続いている米脚本家組合(WGA)だが、1月23日から始まった交渉の結果、「クラッシュ」(05)でオスカーを獲得したカナダの映画製作・配給会社ライオンズゲート、マーベル・コミックのヒーローものを手がけるマーベル・エンターテインメントの子会社マーベル・スタジオ、さらには「キング・コング」(33)「市民ケーン」(41)「素晴らしき哉、人生!」(46)などクラシックの名作の製作会社として知られる老舗スタジオ、RKO映画の3社と新たに単独合意に達したという。
ライオンズゲート、マーベル・スタジオの2社の合意は「今後WGAと米映画テレビジョン製作者連合(AMPTP)との合意が、よりプロデューサーに有利な内容となった場合、そちらに準拠する」というオプション付きのもので、今回の合意により米ケーブルテレビ局Showtimeのヒット番組「Weeds」やAMCの「マッド・メン」などの制作も再開されるほか、映画の配給も再開されるようだ。
また、RKOの方も来週には今後の製作スケジュールを発表する予定で、WGA東部支部の会長マイケル・ウィンシップ、WGA西部支部の会長パトリック・ベローネは共に「RKOとの合意はフェアで、敬意が伝わってくるもので満足している」とコメントしている。
すでにユナイテッド・アーティスツやワインスタイン・カンパニーも合意に至っていたWGAのストライキ。注目は、メジャー各社の動向に絞られてきた。