ショーン・ペン監督作「荒野へ」が、NYインディ映画賞受賞!
2007年11月29日 12:00
[映画.com ニュース] アカデミー賞レースの皮切りとして、低予算のアートハウス(単館)系映画に対して贈られる米東海岸の由緒ある映画賞、第17回ゴッサム・アワードが、11月27日に発表された。
作品賞に選ばれたのは、実話に基づき、アラスカの荒野で1人死んでいった24歳の青年の冒険を綴ったジョン・クラカワーの小説「荒野へ」(集英社刊)を映画化したショーン・ペン監督作品「イントゥ・ザ・ワイルド(Into the Wild)」。
ドキュメンタリー賞は、アカデミー長編ドキュメンタリー賞の最終エントリー作15本に残っている、米医療制度の不備を訴えたマイケル・ムーア監督作品「シッコ」だった。また、アンサンブルキャスト賞では、イーサン・ホーク&フィリップ・シーモア・ホフマン主演の「ビフォー・ザ・デビル・ノウズ・ユーアー・デッド(Before the Devil Knows You're Dead)」と、ドン・チードル主演の「トーク・トゥ・ミー(Talk to Me)」が同時受賞した。
ブレイクスルー俳優賞は、ジェイソン・ライトマン監督作「ジュノー」で予期せぬ妊娠騒動に巻き込まれるティーンエイジャーを好演したエレン・ペイジ。「イントゥ・ザ・ワイルド」の主演エミール・ハーシュを破っての受賞だった。また、ブレイクスルー監督賞は、コメディ「グレート・ワールド・オブ・サウンド(Great World of Sound)」で監督デビューを飾ったクレイグ・ゾベルが選ばれた。