ゼタ=ジョーンズ、ロブ・マーシャル監督と喧嘩!「ナイン」降板か
2007年11月26日 12:00
[映画.com ニュース] キャサリン・ゼタ=ジョーンズが、「シカゴ」でアカデミー助演女優賞をもたらしてくれたロブ・マーシャル監督と喧嘩して、同監督の新作ミュージカル「ナイン」を降板した、と米映画サイトHollywood.comが報じた。
「ナイン」は、フェデリコ・フェリーニ監督の最高傑作「8 1/2」(63)をブロードウェイ・ミュージカル化した舞台劇の映画版。先日製作延期が発表されたが、実生活でも恋人関係にあるハビエル・バルデムとペネロペ・クルスのほか、マリオン・コティアール(「エディット・ピアフ/愛の讃歌」)、ソフィア・ローレンの出演が決定していた。
同作で、主人公の映画監督グイド・コンティーニ(バルデム)の夢の中に登場するミューズ、クラウディアを演じるはずだったゼタ=ジョーンズは、セリフもほとんどないこの役の小ささに不満を抱いていたそうだ。
ニューヨーク・デイリー紙によると、「強い意志を持つ大女優は、このブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品に出演しない模様だ。理由はどうやらロブ・マーシャル監督が、役を膨らませてほしいという彼女の要求に応えなかったためらしい。マーシャルは脚本を劇的に改変することはできない、と彼女に丁寧に説明したそうだ」
ちなみに、クラウディア役をフェリーニ監督版で演じたのはイタリアの大女優クラウディア・カルディナーレ。ボブ・フォッシー監督が自由に翻案したミュージカル「オール・ザット・ジャズ」(80)でも、当時セクシー女優として人気絶頂だったジェシカ・ラングが演じた重要な役でもある。