トム・クルーズ、ショック!最新作「大いなる陰謀」が全米で不調
2007年11月14日 12:00
[映画.com ニュース] トム・クルーズが、11月9日に全米公開された最新出演作「大いなる陰謀」(ロバート・レッドフォード監督/08年春日本公開)のボックスオフィス成績に落胆しているという。
「大いなる陰謀」の全米興行成績はオープニング3日間でわずか670万ドル(約7.5億円)で、ランキングでも第4位とパッとしなかった。政治色の強いドラマのため、これでも上々の成績だと業界関係者は分析しているが、トムはもっと大きなヒットになることを期待していたようだ。
情報筋がニュースサイトMSNBCに伝えたところによると、「トムが新たに契約したスタジオ、ユナイテッド・アーティスツ(UA)での最初の映画なので、彼はホームラン級の大ヒットを期待していた」とのこと。トムはパラマウントとの提携を解消した後、昨年、パートナーのポーラ・ワグナーとともに新生UAの経営者の1人となった。「大いなる陰謀」は、UAの第1弾作品であり、イメージ挽回を狙う復活作でもあることから、大ヒットを祈願していたらしい。
一方、UAは「製作費と宣伝費が控えめな作品なので、ブロックバスター級のヒットは必要としていません」と声明を発表。今回の「大いなる陰謀」の成績に満足していると強調した。なお、UAの第2弾は、トム主演の歴史戦争大作「ワルキューレ」(ブライアン・シンガー監督)である。