「やじきた道中 てれすこ」中村勘三郎、間寛平が“てれすこ”を毒味
2007年11月1日 12:00

[映画.com ニュース] これまで幾度となく映画や舞台で描かれてきた“弥次喜多珍道中”を、歌舞伎役者・中村勘三郎と柄本明主演で新たに映画化した「やじきた道中 てれすこ」。10月31日、東京・恵比寿の恵比寿ガーデンホールで完成披露試写会が行われ、「アッちゃんのベビーギャング」(61)以来46年ぶりの主演となる中村勘三郎、柄本明、小泉今日子ほか主要キャストと、メガホンを取った平山秀幸監督が舞台挨拶を行った。
時は太平。品川の遊郭で久々に顔を合わせた弥次郎兵衛(中村)と喜多八(柄本)は、ひょんなことから売れっ子花魁・お喜乃(小泉)の足抜けを手伝って江戸を脱出。弥次さんは惚れたお喜乃のため万病に効くという謎の生物“てれすこ”を求め、喜多さんは役者修行のため、意気投合した3人の珍道中が始まった。
挨拶に立った平山監督が「今から8年ぐらい前に、中村さんと柄本さんの3人で下北沢で飲みながら何となく出来あがった企画だった」と本作の誕生秘話を明かすと、中村は「こんなに公開までに時間がかかったのは、途中で『真夜中の弥次さん喜多さん』に邪魔されたから(笑)」と自身の次男・中村七之助の主演映画を引き合いに出して笑いを取った。
一方、中村の相方を演じた柄本は、「実は撮影前に腰を痛めてしまい、昨年10月2日のクランクインのときは病院から撮影現場に行き、10月6日に手術をした。その後12日に退院して、直後に撮ったのが冒頭の“首吊り”のシーン(笑)。また、撮影中に熱を出して入院したが、退院直後に撮ったのが“酒乱”のシーン(笑)。ぜひこの2シーンを楽しみに見て」と撮影時の苦労話を自虐的に語った。また、紅一点の小泉は「中村と柄本のどちらを選ぶ?」という質問に対して、「両方相手にできるようになりたい」とうまくかわしていた。
この日は、劇中で主人公たちが探し求める謎の生物“てれすこ”を調理したという弁当も登場。毒味役に選ばれた中村と間寛平が恐る恐る口にすると、2人は口を揃えて「魚ですね」と答えたが、その魚の正体は分からずじまいだった。“てれすこ弁当”は11月より都内デパートなどで販売されるとのこと。「やじきた道中 てれすこ」は11月10日より公開。
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