心に染みるラブソング!「ONCE ダブリンの街角で」使うギターは日本製
2007年10月26日 12:00

[映画.com ニュース] 第20回東京国際映画祭の特別企画「シネマ・バイブレーション」にて上映されたアイルランド生まれの音楽映画「ONCE ダブリンの街角で」(ジョン・カーニー監督)。本作で主演を務め、ラブソングを歌ったグレン・ハンサードとマルケタ・イルグロバが初来日を果たし、10月25日、東京・六本木の六本木ヒルズアリーナにてプレミアライブを行った。
本作は、寒空のダブリンを舞台に、ストリートミュージシャンの男とチェコ移民の女が、音楽を通して心を通わせていくラブストーリー。アイルランドで国民的人気を誇るロックバンド“ザ・フレイムス”のフロントマンであるハンサード(g)と、チェコの新鋭シンガーソングライターのイルグロバ(p)が書き下ろした楽曲も作品の大きな魅力となっている。日本円にして製作費1800万円という小品ながら、今年のサンダンス映画祭ワールドシネマ部門観客賞を受賞し、全米でスマッシュヒットを記録した。
プレミアライブでは劇中に使われた3曲に加え、予定になかったバン・モリソンの名曲「イントゥ・ザ・ミスティック」まで披露。心に染みわたる2人のパフォーマンスに、満員の客席からは大きな拍手が沸いた。
演奏後には、ハンサードから「本当は僕の役をアイルランド人俳優のキリアン・マーフィが演じるはずだった」と衝撃発言。監督のカーニーは元“ザ・フレイムス”ベーシストだった縁もあり、本作への楽曲提供を依頼されていたハンサードが、マーフィ降板後演じることになったという。「実際に僕は13歳から18歳ぐらいまでストリートミュージシャンだったし、ストリートの仲間とバンドを作っていた。この男の行動は自分の経験に近かった」とも明かした。
最後に、ハンサードが劇中で使用した日本製ギター“タカミネ”から、新たなギターが贈呈されると、ハンサードは大感激。突然のプレゼントに驚きながらも「(劇中で使用している)僕のギターは18年間も使い込んだから穴が開いてしまったんだ。タカミネのサウンドは素晴らしいよ。ありがとう!」と興奮を隠さず、満面の笑みをたたえていた。
「ONCE ダブリンの街角で」は11月3日より公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【殺しはアマチュア、しかし頭脳は最高】スパイ史上最も地味、だが最も予測不能な男が面白すぎた!
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者×異常者×…
【イカれた映画が爆誕】危険な色気の“異常者”たちが無許可のミッションに挑む…ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

片思い世界
【超ネタバレ厳禁→からの涙腺崩壊】あ~…何も言えない! 話したいからとにかく早く観て!!
提供:リトルモア

ミッキー17
【観たら社畜の憂鬱が吹っ飛んだ】過酷なブラック仕事を描いた至高エンタメ…スカッとすぎるんじゃ!
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観よう!【奇跡のヒット作】
提供:JCOM株式会社

衝撃の問題作
【2025年で最も期待する“過激な一作”】ついに最終章――未見の人がうらやましい。
提供:ディズニー

映画館で観ないとぜっっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観るなら、絶対にチェック!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“超安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI