小栗旬と元世界チャンプが拳闘を手ほどき。「クローズZERO」山田孝之
2007年10月24日 12:00

[映画.com ニュース] 高橋ヒロシ原作の人気コミック「クローズ」をモチーフに、三池崇史監督が完全オリジナルストーリーで映画化した「クローズZERO」は、最凶・最悪の不良学生(=カラス)たちの巣窟である鈴蘭男子高等学校に、本気で鈴蘭制覇を狙う転入生の滝谷源治がやって来たことから、ケンカに明け暮れる熱き不良学生たちの物語。本作で、校内最大勢力“芹沢軍団”を率い、“百獣の王”と呼ばれる芹沢多摩雄を演じた山田孝之に話を聞いた。
「手紙」「そのときは彼によろしく」など、これまで控えめな役柄が多かった山田に、今回、真逆の“不良”役を演じた感想を尋ねると「脚本がすごく良くて、台本を読むだけですぐキャラクター像がつかめたんです。芹沢は仲間を大事にする男ですが、僕自身も普段友達と飲んで酔っぱらうと、『お前のことだけは信じてるぜ』なんてクサい台詞を吐いちゃうタイプ(笑)。そういうところは共通してるかも」とのこと。
何が起きても動じない“芹沢軍団”のボスを演じるにあたり、強さやカリスマ性を表現するため「ただのツッパッてる人に見えないよう、みんなで話し合い、お互いの役を理解して役作りしていきました。それと、意識したのは“目”ですね。撮影に入る前に源治役の小栗(旬)くんが通っていたボクシングジムに連れていってもらったんです。殺陣よりもケンカの敗北感や心が折れる瞬間を味わいたくて。そこで元世界チャンピオンにスパーリングをしてもらったんですが、相手が常にこちらを見据えて冷静だったのが印象深くて……。周りが必死に殴り合っている時に、1人だけ目がすわってて薄ら笑いを浮かべてるヤツがいたら怖いだろうと考えて、目の演技を常に意識しました」と、その試みを明かした。
今回、初タッグとなった三池監督の印象については「最高です。アクションの撮影では自ら実践してくれて、みんなのモチベーションを上げるのが巧い人だなと。現場での台詞や動きをすべて任せてくれたことは役者としての自信に繋がりました。僕も『好きなことやりてぇ!』と爆発して、とことんやらせてもらいました」と、満足気に語った。
「クローズZERO」は10月27日より全国公開。
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