ジョディ・フォスターが挑む問題作「ブレイブ ワン」来日会見
2007年10月17日 12:00

[映画.com ニュース] 「告発の行方」「羊たちの沈黙」で2度オスカーに輝いた名優ジョディ・フォスターが、「クライング・ゲーム」の鬼才ニール・ジョーダンとタッグを組んだ社会派サスペンス「ブレイブ ワン」。日本公開を10日後に控え、ジョディ・フォスター、ニール・ジョーダン監督、プロデューサーのジョエル・シルバーが来日し、10月16日、東京・六本木のアカデミーヒルズにて記者会見を行った。
ニューヨークで暮らすエリカは、暴行事件で婚約者を殺され自らも重傷を負う。恐怖心から銃を手にした彼女は、自衛のために発砲したことをきっかけに、犯罪者たちに次々と銃を向け始める……。圧倒的な演技力で主人公エリカを演じきったフォスターは、彼女が取った行動について「もちろん間違いよ。それでも私たちは共感するの。彼女自身も(自分の行動が)間違っていると分かっているけど、そうせずにはいられない。その気持ちが見る者にも伝わるのよ」と述べつつ、「一般的に女性はひどい目に遭わされると自分の中に閉じこもっていくもの。でも、エリカは自分が破滅したくないから相手を破滅させるという発想をする。こういう女性もいるのかと、脚本を読んだ時にとても驚いたわ」と主人公を分析した。
当初の設定では主人公の職業は新聞記者だったが、フォスターのアイデアでラジオ・パーソナリティに変更したのだという。「最初は新聞記者が事件を探っていくミステリー仕立ての脚本だったけど、もっと知的な作品にしたかったの。(主人公が)自分の中にいる知らない自分を発見していく姿を描きたくてラジオ・パーソナリティに変えたのよ。彼女の語りが映画のトーンを形作っているの」
一方、ほとんどの作品の脚本を自ら手掛けてきたジョーダン監督は、今回の作品を選んだことについて「主人公の行動には非合法なことがたくさん含まれるけど、初めてこの脚本を読んだ時から、彼女に対する同情が消えることはなかった。そこに興味をもったからこそ、この映画を作ろうと思ったんだ」と明かした。
「ブレイブ ワン」は10月27日より全国ロードショー。
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