「ALWAYS 続・三丁目の夕日」完成!吉岡「前作超えてます!」と豪語
2007年10月16日 12:00
[映画.com ニュース] 05年に公開され、観客動員260万人のロングラン大ヒットを記録した「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(山崎貴監督)がついに完成。10月15日、東京・日本橋のマンダリンオリエンタル東京にて完成披露会見が行われ、吉岡秀隆、堤真一、小雪、薬師丸ひろ子、須賀健太といった前作でおなじみの顔が勢揃いした。
前作から4カ月後を描く今回は、東京タワー完成後の、皇太子殿下(現天皇陛下)御成婚や東京オリンピック開催決定に国民が沸いた昭和34年が舞台。首都高速道路高架工事が始まる前で、日本橋の上にも空が見えていたという当時の町並が見どころ。茶川(吉岡)はヒロミ(小雪)の帰りを待ちながら、淳之介(須賀)と暮らすために芥川賞を目指して純文学の執筆に没頭中。一方、通り向かいの鈴木オートでは、高度経済成長の波に乗って則文(堤)が取引先を拡大し順風満帆。夕日町三丁目は相変わらず心温まる人情に包まれていたというストーリー。出演者によるセットでの撮影は今春終了していたが、山崎監督らが半年間をかけて膨大なCG作業に入り、このほど完成したばかり。
主演の吉岡が「長らくお待たせしました。無事に生まれました」と挨拶すると、小雪も「これほど団結して2作目を作ることができた作品はあまりないのでは?」とキャストの団結力を強調。堤が「(前作の完成度に比べて)正直分からないです。見た方に判断してもらえば」とコメントすると、吉岡が「超えてます!」と完成度をアピールした。
また、吉岡が撮影時について「2年前と寸分違わぬセットに驚いた。“変わらないこと”が魅力なんだと、セットに入るたびに感じた」と振り返れば、堤も「前作は“形がなくても大事なものがある”というテーマだったが、今回は“お金よりも大事なものがある”というテーマ。夫婦役の薬師丸さんや(共演した)みんなとの間にも前作より壁がなくて、幸せな時間を過ごさせてもらった」と語った。
同日夜には、本作にCG合成されて登場する日本橋の1車線が封鎖されてレッドカーペットセレモニーが行われ、正装したキャストがスポットライトを浴びながら橋の上を歩いた。劇中でも日本橋を渡るシーンを演じた薬師丸は「こんな風にライトアップされた日本橋を見ると、昔もきっとロマンチックだったろうなと思います」と感慨を述べた。さらにセレモニー終了後には、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて完成披露試写会が開かれ、満席の観客が話題の続編をいち早く楽しんだ。「ALWAYS 続・三丁目の夕日」は11月3日より公開。
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