香港映画の父、ランラン・ショウが間もなく満100歳に!
2007年10月9日 12:00
[映画.com ニュース] 香港の映画会社ショウ・ブラザーズの創設者である“香港映画の父”ランラン・ショウが、今月または来月に満100歳の誕生日を迎えるという。なお、ロイター通信社によると、ショウ氏の正確な誕生日は分かっていない。
上海の実業家の10人兄弟の末弟として生まれたランラン・ショウは、三男ラミー・ショウとともに50年代から東南アジアを拠点に映画を製作し、58年にショウ・ブラザーズ(邵氏兄弟有限公司)を設立。65年には香港・清水湾に東洋一と言われた巨大スタジオ“邵氏影城”を建設。また日本の日活や東宝から監督の井上梅次や中平康、カメラマンの西本正といった優れた人材を招いてどん欲にノウハウを吸収し、香港映画の黄金時代を築き上げた。70年代の作品(「少林寺三十六房」など)に対し、クエンティン・タランティーノ監督が「キル・ビル」2部作でオマージュを捧げたのは有名な話。
「大酔狂」「大女侠」など23本ものショウ・ブラザーズ作品に出演し、スター男優ジミー・ウォングとともに60年代の黄金時代を支えた女優のチェン・ペイペイは、「ショウは勤勉な完璧主義者だった」と高いクオリティの理由を語る。ショウ氏は朝早くから仕事を始め、映画の脚本を読み、毎日4、5本のラッシュフィルムを見て(1年に900本見たという逸話もある)、「良くないと判断した映画はその場で焼却するの」と厳しい目も持っていたようだ。
私有財産は35億ドル(約4080億円)にも及ぶと言われるショウ氏だが、何よりも大きな財産は彼の元から巣立っていった映画人の数々だろう。監督のジョン・ウー。俳優のチョウ・ユンファ、ジェット・リー、チャウ・シンチー、アンディ・ラウ、故レスリー・チャン、マギー・チャン、金城武など、世界を舞台に活躍する香港出身の映画人の多くがショウ・ブラザーズから輩出されている。
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