今井美樹が“夫婦愛”を熱く語った「象の背中」
2007年9月28日 12:00

[映画.com ニュース] 人気放送作家で作詞家の秋元康が初めて手掛けた長編小説を映画化した「象の背中」。本作の完成を記念して、9月27日、東京・有楽町の朝日スクエアにてミニ記者会見および完成披露試写会が行われ、役所広司、今井美樹、塩谷瞬、南沢奈央、原作者の秋元康が登壇した。
本作は、末期ガンで余命半年と宣告された会社員(役所)が、残された時間を自分らしく生きようと決意し、初恋の相手や昔の親友など過去に出会った大切な人たちに別れを告げに行くというストーリー。
秋元は「小説に書き切れなかった部分が(映像化によって)表現されている。俳優さんたちの表情がとても素敵で、原作者から見て最高の出来」と、今回の映画化に大満足している様子。役作りのため10キロ減量したという役所は、「撮影中は常に自分がガンで死ぬと分かればどうするか?と考えていた。(主人公が死を迎える)ホスピスでのロケでは、本当の家族みたいな雰囲気でした」と現場での様子を振り返った。
また、本作が20年ぶりの映画出演となった今井は、延命治療を拒否する夫に悩みながらも、愛するゆえに受け入れる妻を熱演。久しぶりの映画の現場についても「役所さんが自然に受け入れてくれたので、スムーズに役に入っていくことができた」と語り、「役所さんは想像以上に穏やかですごくチャーミング。今井美樹個人としても役柄を演じる上で本当に助けられました」と、頼りになる“夫”に繰り返し感謝を述べた。さらに「疑似体験とはいえ、夫婦として支え合い励ましあった。気持ちよく心のキャッチボールができて、本当に幸せでした」と笑顔を浮かべた。
その後、丸の内ピカデリー1にて行われた完成披露試写会は、立ち見が出る盛況ぶり。舞台挨拶に立った5人はそれぞれ感謝の言葉を述べた。司会者から役作りについて聞かれた今井は「多くを語らなくても、全てを理解し受け止める妻の優しさや強さが、自然ににじみ出ていると思う」と語り、「でも、それは夫役の役所さんが導いてくれたもの。本当に助けられた」と、役所との“夫婦愛”を改めて強調した。
「象の背中」は10月27日より全国公開。
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