続編は「スキヤキ・アマゾネス」?「ジャンゴ」初日舞台挨拶
2007年9月18日 12:00
[映画.com ニュース] 映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」の出演者たちによる初日舞台挨拶が9月15日、東京・新宿の新宿ミラノ1で行われた。監督の三池崇を筆頭に、主演の伊藤英明、桃井かおり、佐藤浩市、安藤政信ら5人が壇上に現れると会場は黄色い声援と熱気に包まれた。
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は源平合戦をモチーフに、時代劇と西部劇を融合させた破天荒なアクションドラマ。キャストたちが全編を英語で演じるという試みもユニークで、先のベネチア国際映画祭でも上映されたため、舞台挨拶では度々ベネチアの話題が上った。
桃井は「上映後にはスタンディングオベーションが起こって、すごく感動しました」と興奮冷め止まぬ様子で語り、映画祭のレッドカーペットでは伊藤が酔ってフラフラだった事も暴露。伊藤も照れ笑いしながら、事実を認めた。
三池は、出演しているクエンティン・タランティーノについて「彼は腰が痛くて(映画祭に)来られないと連絡があった。オタクは季節の変わり目に弱いな」と、タランティーノが演じた役柄とあわせたエピソードを毒舌を交えて披露し、会場を沸かせたが、作品については「上映中の退出者がいなかったことが嬉しかった」と正直なところを語った。また、スピンオフの予定に関しては「次は、R-15指定で、スキヤキ・アマゾネスを作る予定」と発言すると、すかさず桃井が「それなら私は絶対出演できるわね」と挙手、「じゃあ捕えられる種馬役で」と佐藤に続き、伊藤と安藤も意欲を見せた。
最後に、伊藤は「今日、やっと……(目頭を押さえて)桃井さんお願いしますっ」と涙で声をつまらせる小芝居をしてバトンを渡したものの、結局は桃井に諭され「今まで観たことがない斬新な素晴らしい映画ですので、ぜひとも楽しんでください」とコメント。桃井に「言えるじゃない!」と突っ込まれ終始笑顔の舞台挨拶となった。
「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は現在公開中。