「22才の別れ」初日に大林監督&キャスト総勢15名が登場
2007年8月20日 12:00

[映画.com ニュース] 1975年、伊勢正三と大久保一久のフォークデュオ「風」が歌って大ヒットとなった名曲「22才の別れ」をモチーフに描く、「22才の別れ/Lycoris 葉見ず花見ず物語」が、8月18日に封切られ、東京・テアトル新宿で初日舞台挨拶が行われた。監督の大林宣彦をはじめ、主演の筧利夫、清水美砂、村田雄浩、峰岸徹ら総勢15人が壇上に現れ、自ら司会進行役となった大林のナビゲートで、出演者たちが映画に対する思いを語った。
「22才の別れ/Lycoris 葉見ず花見ず物語」は、「なごり雪」に続く伊勢正三曲のモチーフ作第2弾。大分、津久見、臼杵といった街々を背景に描く、母娘2代にわたる恋愛物語だ。
舞台には本作の原案となった「22才の別れ」の生みの親である伊勢正三も登壇し、「当時、この曲を書いたとき、ぼくはまだ22歳になっていなかったけれど、もう今は50歳も過ぎました。今回またあの頃の気持ちを思い出した」と、心情を語った。「普段とは全く違って、映画の中の筧さんはすごく格好良かったですよね」と客席に語りかける清水に、会場で笑いが漏れる一面も。筧はいつものハイテンションで、場を盛り上げた。大林は「是非、3作目を作りたい」という次作への意欲的なコメントを残し、にこやかに手を振りながら会場を後にした。
「22才の別れ/Lycoris 葉見ず花見ず物語」は現在公開中。
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