マイケル・ムーア監督、「シッコ」の次は同性愛の映画?
2007年7月17日 12:00

[映画.com ニュース] 「ロジャー&ミー」で失業率問題、「ボウリング・フォー・コロンバイン」で銃社会、「華氏911」でブッシュ大統領、そして新作「シッコ」(8月25日公開)で医療制度と、アメリカ社会に鋭くメスを入れてきたマイケル・ムーア監督が、“同性愛”をテーマにした次回作を構想中であることが分かった。
ムーア監督は、米のゲイ&レズビアンのオピニオン雑誌、アドボケイト(The Advocate)誌の取材に対し「私のように映画を撮る者にとって、同性愛の問題はとても機の熟したテーマになった」と語り、反ゲイ&レズビアンの右翼系のキリスト教信者たちの活動を次の作品のターゲットにすることを明らかにした。
「4つの福音書のどこにもイエスが“ホモ”という単語を使っている箇所は見当たらない。右翼系の人々はイエスの名を不当に乱用しているだけだ。イエスは同性愛について悪く言ったことがないのに、彼らはイエスの名の下にゲイやレズビアンを攻撃している」と熱弁するムーア監督は、同性愛者をあからさまに差別するそんな右翼系の人々に対して、「自分はクリスチャンだと公言していながらこんな愚行をする人々は、とてもじゃないけど、イエスの教えを遵守しているとは言い難い」と痛烈に批判している。
全米では“同性結婚の是非”が議論を呼んでいる今最もホットな話題の1つ。それだけに、ムーア監督の次回作も世界を揺るがす問題作となるに違いない。
関連ニュース
【地下鉄サリン事件から30年】アメリカ公開を迎えた“オウム真理教”のドキュメンタリー映画「Aum:The Cult at the End of the World」について【NY発コラム】
2025年4月19日 19:00
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ