ディカプリオ、エコタウン再建のTVドキュメントを制作！

［映画.com ニュース］　「ブラッド・ダイヤモンド」でオスカー候補になった“Aリスト俳優”のレオナルド・ディカプリオが、トルネードで壊滅した町をエコタウンとして再建するまでを追うTVドキュメントシリーズを、米ディスカバリー・ネットワークと共に制作することが決まった。

舞台となるのはカンザス州グリーンスバーグ。この町は5月4日に突如襲われた大竜巻により、10人の死者を出し、家屋や会社、病院、学校をもろとも全壊させられ、今も1500人の居住空間が失われたままになっている。

このシリーズは、米ディスカバリー・チャンネルの支局に当たるケーブル局プラネット・グリーンにて、来年初頭に全13回にわたって放映される予定。ディカプリオは既に同局の役員会に招待されるなど、着々と制作の準備を進めている。竜巻で壊滅させられた町を環境に優しい“エコタウン”として再建していくTVドキュメンタリーは、彼の新たなエコロジー活動の大きな柱になるに違いない。

トヨタのハイブリッドカー、プリウスを愛用するディカプリオは、精力的なエコロジー活動家として世界的に有名だ。2005年のハリケーン・カトリーナの大被害についても、自身の製作会社アッピアン・ウェイでドキュメント作品を製作。最近も、アル・ゴア元米副大統領が提唱した7月7日のコンサートイベント、ライブ・アースの観客に対して、二酸化炭素排出量の削減を訴えた。また、地球温暖化を警鐘するドキュメンタリー映画「The 11th Hour」を陣頭指揮して製作し、ナレーターを務めている。同作は8月17日に全米で公開される。