「チキ・チキ・バン・バン」の空飛ぶ車、6156万円で落札される
2007年6月5日 12:00
68年のミュージカル「チキ・チキ・バン・バン」の撮影に使われた赤と黄色の翼を持った“空飛ぶ車”がインディアナ州オーバーンのオークションに出され、6月2日、フロリダのカーコレクターに50万5000ドル(約6156万円)で落札された。
第16回オーバーン・スプリング・モーターフェアにおいてその車を落札したのは、フロリダ州ジャクソンビルで材木会社を営むラルフ・スペンサー氏。「ずっと『チキ・チキ・バン・バン』のこの車が大好きだった」という同氏は、66年の劇場用映画「バットマン」に使われた翼がある“バットモービル”も所有しているという。
その車の前所有者は、シカゴの“JR's Retreat”というレストランのジム・リッチ氏だったが、オークションの登記簿によれば、同氏が破産したため手放すことになったようだ。オークションの会社社長によると、「走らすには少し手を入れる必要がある」とのこと。
68年の「チキ・チキ・バン・バン」は、「ナイトミュージアム」でも警備員役で元気な姿を見せていたディック・バン・ダイク主演作。原作は007シリーズの生みの親イアン・フレミングで(翻案したのは「007は二度死ぬ」の脚本家で、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者ロアルド・ダール)、実際に映画に使われた車のナンバープレートには同映画プロデューサーのアルバート・ブロッコリのニックネーム、カビー(Cubby)に因んで“CUB 1”と記されていた。数々の“ボンドカー”を手掛けたプロダクションデザイナー、ケン・アダムスがデザインしたもの。
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