「タンタンの冒険旅行」をスピルバーグ&ジャクソン監督が映画化!
2007年5月15日 12:00

世界中で1000万部のベストセラー小説「The Lovely Bones」の製作を先日発表したばかりのピーター・ジャクソン監督とスティーブン・スピルバーグ監督のコンビが、世界的に有名なコミックキャラクター“タンタン”をモーションキャプチャーによるフルデジタル3Dアニメーションで映画化する、とドリームワークスSKGが5月14日に発表した。映画は全部で3本作られ、スピルバーグとジャクソン、アンブリン・エンタテインメントのキャサリン・ケネディの3氏がプロデュース。両監督はそれぞれ少なくとも1本を監督することになる。
「タンタンの冒険旅行」は、ベルギーの漫画家エルジェ(本名ジョルジョ・レミ)によって描かれたコミックで、主人公の記者タンタンと相棒の白い犬スノーウィが世界中を旅行し事件に巻き込まれるという冒険物語。原作はフランス語だが、世界中で50カ国語以上に翻訳され、コミック全23話の発行部数は全世界で2億8000万部以上になるといわれる。
米バラエティ紙によると、スピルバーグは「タンタン」の映画化を25年以上も切望していたという。作者であるエルジェは83年に亡くなっているが、その著作権を持つ彼の未亡人ファニー・ロドウェルさんが経営するベルギー・ブリュッセルのエルジュ・スタジオズから、ドリームワークスが映画化権をこのたび買うことになったのだ。「ロード・オブ・ザ・リング」のSFX工房であったニュージーランドにあるWETAデジタルスタジオでは、20分間のテスト版が作られているという。
コンピュータ・アニメーションにした理由を、スピルバーグは同紙に説明している。「ピーターと私はタンタンの冒険物語を実写映画にしようとしたんだが、実写にすると、ただ単純にエルジェの創り上げたキャラクターや世界観のイメージを壊す恐れがあると感じてね」
タンタンは漫画っぽくなく、特徴ある髪型などが立体的な写真のように再現されるようだ。ジャクソン監督は「(タンタンが着ている)服は本物の繊維のようで、肌には毛穴まで見え、髪の毛1本1本まで描写しているんだ。本物の人間のように見えるはずだ。しかし、それこそ本物のエルジェのキャラクターなんだ!」と語っている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ