「スパイダーマン」ヒットの理由は“美女とオタクの恋”?
2007年3月9日 12:00

3月1日、世界初となる30分の特別映像が上映され、さらに世界最速となる5月1日の日本公開決定が発表された「スパイダーマン3」。特別映像上映に際して、主演のトビー・マグワイア、ジェームズ・フランコとともに来日した製作のアビ・アラドは、マーベル・スタジオの会長兼CEO、マーベル・エンターテインメントのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務め、「スパイダーマン」はもちろんのこと、「X-MEN」「ファンタスティック・フォー」「ゴーストライダー」などなど、数々のマーベル・コミック原作のアメコミ映画を成功させた影の立役者だ。昨年6月からは自身の製作会社を設立し、「スパイダーマン3」をはじめ、今後も続々と製作される多数のアメコミ映画に関わっている。
そんなキーマンのアラドは、「スパイダーマン3」にも自信満々。一部では映画史上最高の製作費3億ドル(約350億円)が投じられたと報じられている本作だが、アラドは「その数字が正しいかどうか肯定も否定もしないが、かなりの予算がかかっている」とコメント。「『スパイダーマン』はビジネス的に成功したことよりも、観客に愛された作品だということが重要だ。我々は『3』でも観客に愛される娯楽大作を届ける義務があるし、そのためにベストを尽くした。『3』は3本中で最高の作品だと自信をもっている。そのために新しいCGIやアクションを生み出し、今回初登場するサンドマンを作り上げるだけで、普通の映画1本分のお金がかかった」
日本では本国アメリカほどヒットはしないアメコミ映画でも、「スパイダーマン」は別格だ。その理由をアラドは「スパイダーマン=ピーター・パーカーが誰にでも共感できるキャラクターだから」と言う。「彼は善人だけど決してクールじゃない。間違いを犯す人間臭さもある。最初は好きな女の子にも振り向いてもらえない冴えない男の子だけど、メリー・ジェーンも次第に彼の良さに気づき、好意を寄せていく。つまり美しい女の子が、オタクっぽい男の子に恋をするというストーリーも、みんなが惹かれる要素のひとつじゃないかな」。美女とオタクの恋といえば、その極みは「電車男」だが、アメコミの世界でも、その要素が遥か以前から描かれていたということか。
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