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老いてますます盛ん。「映画の日」特別功労大章・特別功労章授賞式

2006年12月1日 12:00

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(左から)三國連太郎、西田敏行、市川崑監督、萬田久子、丹波義隆
(左から)三國連太郎、西田敏行、市川崑監督、萬田久子、丹波義隆
日本映画界の発展の為に貢献した人々を表彰する、第51回「映画の日」特別功労大章および特別功労賞の授与式が、12月1日、有楽町朝日ホールにて行われた。今年は、特別功労大章が市川崑監督と高倉健に、特別功労章が三國連太郎西田敏行丹波哲郎の各氏に贈られた。海外での撮影の為に欠席した高倉を除き、市川監督、三國、西田が登壇、また、9月24日に逝去した丹波に代わり長男で俳優の丹波義隆が出席した。
先月、91歳の誕生日を迎えた市川監督は、「90歳をちょっと越しましたけど、もう1本くらいは……」と映画製作への意気込みを見せ、まだまだ元気なところをアピールした。また、市川監督の最新作「犬神家の一族」(12月16日公開)に出演している萬田久子がお祝いに駆けつけ、花束を贈呈。犬神家にちなんで犬の帯を締めてきたという萬田は、「本当におめでとうございます。もう1本と言わず、ずっとずっと映画を撮ってくださいね」と祝辞を述べた。
1988年から続く、日本映画実写最長シリーズ「釣りバカ日誌」における功労を称えられた三國・西田の両氏は、映画さながら“ハマちゃん、スーさん”のノリで会場を沸かせつつも、これまでの足跡を振り返り感慨深げな様子。西田のアドリブについていくのに苦労したと語る三國は、「喜劇というのは本質的にシリアスドラマだと考えている。西田君に色々教えてもらい、シリアス喜劇をやっていきたい」と真摯に語った。それを受けた西田は、「社長の話が長くなりましたので」とジョークを飛ばし、「毎回、三國さんは『これで終わろうね』とおっしゃるんですが、ついつい今まできてしまいました」とコメント。さらに「先程、市川監督の元気なお姿を拝見しましたが、(三國さんに向かって)みっちゃん、まだまだ若いじゃん。やれるじゃん」と隣で苦笑する三國にラブコールを送った。「釣りバカ日誌」は来年で20作の節目を迎える。

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