「unknown」サイモン・ブランド監督、「ジム・カビーゼルに感謝」
2006年10月31日 12:00
※06年11月3日(金)の「ニュース&噂」は祝日のため更新をお休みさせていただきます
「unknown」サイモン・ブランド監督、「ジム・カビーゼルに感謝」

ハイテクの錠に閉ざされた廃棄工場の中で意識を取り戻した5人の男たちは、自分が誰なのか思い出せない。そこにいるのは誘拐犯と人質――果たして自分はどちらなのか。「パッション」のキリスト役で話題をさらったジム・カビーゼル主演の「unknown/アンノウン」は、密室を舞台に二転三転するストーリーで観客を幻惑する新感覚のスリラーだ。本作で長編デビューを果たした新鋭サイモン・ブランド監督に話を聞いた。
「低予算で撮影期間も短かったから、リハーサルはほとんどしなかった。素晴らしい俳優が揃ったから、テイクもあまりかからずに次々と撮影していった」と語る監督。アドリブについて尋ねると、「拳銃を奪い合って3人で闘うシーンは、当初もっと暴力的に撮ろうと思ったが、俳優から『それは違うんじゃないか』との声があり、縛られた男の視線から見え隠れするようなショットで撮った」と明かした。
バリー・ペッパー、グレッグ・キニア、ジョー・パントリアーノらの緊張感溢れる演技も見所だが、これだけのキャストを集められたのは、カビーゼルの尽力によるものだとか。「大ヒットした『パッション』の後だったから、カビーゼルはどんな役でも選べる立場にあったのに、脚本を気に入って、この映画に出てくれた。彼が出ることで資金も集まったし、本当に感謝している。カビーゼルがメル・ギブソンに電話したから、『ワンス・アンド・フォーエバー』でギブソンと共演したバリー・ペッパーも出演してくれることになった。カビーゼルは『シン・レッド・ライン』で共演したショーン・ペンにも電話してくれた。そうやって俳優から俳優にこの映画のことが伝わって、低予算にも関わらず、これだけのキャストが集まったんだ」と嬉しそうに語った。
「unknown/アンノウン」は11月3日より公開。
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