「マウス・タウン」ペットねずみの声は「X-MEN」のウルヴァリン
2006年10月24日 12:00
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「マウス・タウン」ペットねずみの声は「X-MEN」のウルヴァリン

ドリームワークス・アニメーションとアードマン・フィーチャーズが、「チキンラン」「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」に続いて3度目のタッグを組んだ新作アニメ「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」。10月22日、東京・六本木の六本木アカデミーヒルズで、東京国際映画祭の上映に合わせて来日したデビッド・ボワーズとサム・フェル両監督と、ドリームワークス・アニメーションCEOのジェフリー・カッツェンバーグが記者会見を開いた。
ロンドンの街とその地下を舞台に、ペットねずみロディと路上ねずみリタの大冒険を描く本作は、製作に5年を要したという。これまでクレイを使ったストップモーションの手法で撮ってきたが、3作目にして初のフルCGアニメに仕上がった。その経緯について、カッツェンバーグは「ロディが冒険するのはキャンバスの大きな世界。特殊効果も多く、1コマ1コマ作るストップモーションでは、とても出来ないだろうと判断した。アードマンの持つキャラクターの個性を活かしつつ、ドリームワークスの最先端のCGと融合したんだよ」と説明する。ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレットほか豪華な声優陣について質問が及ぶと、ボワーズ監督は「キャスティングは本当に恵まれていたと思う。恐らく日本人が持つヒューのイメージは『X-MEN』のウルヴァリンだと思うけど、彼は非常に演じる幅の広い役者なので、ロディ役を見事にこなしていたよ。ケイトに関してもシリアスな役のイメージがあると思うけど、彼女はロンドンの現代っ子で、実はリタと似た一面を持っているんだ」と語る。
本作がフルCGだったことで、もうクレイアニメはやらないのかと心配の声が上がると、フェル監督は「僕はクレイアニメでこの世界に入ったんだ。もちろんこれからもクレイアニメにふさわしい小さな物語を作り続けるよ。今回もクレイの手作り感を残せるように注意して作ったから、CGだということを忘れて楽しんでもらえるはず」とファンの期待を裏切らないコメントを残した。「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」は07年春、日本公開。
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