スプラッターというジャンルの魅力とは?「ミートボールマシン」
2006年9月22日 12:00
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スプラッターというジャンルの魅力とは?「ミートボールマシン」

「地獄甲子園」で長編デビューを果たし、昨年は「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」で、日本のバカコメディのジャンルを開拓した山口雄大監督が、脚本と第二班監督を務めた「VERSUS」(北村龍平監督)以来となるスプラッター・ホラーに挑戦した「ミートボールマシン」。山口監督と特殊メイクを務めた西村喜廣氏にインタビューを行った。
突然謎の生命体に寄生された人間たちの血みどろの戦いを描く本作は、「ホステル」や「ハイテンション」「ソウ」シリーズなど、現在世界の映画祭で話題となっているスプラッター・ホラーの日本代表ともいえる作品。だが、作り物とはいえ、血液が大量に吹き出る残虐描写により、多くの人間に敬遠されがちなジャンルで、マイナーなのは否めない。なぜ、これほどまでにこのジャンルに惹かれるのか聞いてみると、西村氏は「僕の場合はスプラッターが好きというよりも、特殊メイクが好きだったんですよ。例えば『エクスタミネーター』の最初の首の切れるシーンを見て、『これはどうやって作られているんだろう?』と思うことから入るんです(笑)。だから、最近のCGバリバリの作品には抵抗を感じますね。アナログなのがいいんですよ」と話す。一方の監督は「僕も、西村さんと同じで『どうやって作られているんだろう?』というところから入ったのですが、観客に『あれは(痛そうで)見てられなかった』なんて言われると、ニヤッとしてしまうところが正直ありますね。でも陰惨なものを作ろうとしているわけではないし、リアルに痛さを想像できないくらいの描写をしているので、僕にとっては『想像もできないモノをなんで痛がるんだろう? 痛さが分からないじゃないか』という疑問がありますね(笑)」
ギャグ作家としての小津安二郎とダリオ・アルジェントを尊敬しているという山口監督だが、「小津安二郎はギャグが最高に面白いです。アルジェントは最近は酷いのばかりなので、ファンをやめようと思ったのですが(笑)、なかなかどうにもやめられないんですね。僕はコメディとホラーの2つのジャンルでしか作れないと思います(笑)。今は、ゾンビものと時代劇を融合させた作品を準備しています」とのこと。「ミートボールマシン」は9月23日、渋谷シアター・イメージフォーラムにてレイトショー。
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