スプラッターというジャンルの魅力とは?「ミートボールマシン」
2006年9月22日 12:00
※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました
スプラッターというジャンルの魅力とは?「ミートボールマシン」

「地獄甲子園」で長編デビューを果たし、昨年は「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」で、日本のバカコメディのジャンルを開拓した山口雄大監督が、脚本と第二班監督を務めた「VERSUS」(北村龍平監督)以来となるスプラッター・ホラーに挑戦した「ミートボールマシン」。山口監督と特殊メイクを務めた西村喜廣氏にインタビューを行った。
突然謎の生命体に寄生された人間たちの血みどろの戦いを描く本作は、「ホステル」や「ハイテンション」「ソウ」シリーズなど、現在世界の映画祭で話題となっているスプラッター・ホラーの日本代表ともいえる作品。だが、作り物とはいえ、血液が大量に吹き出る残虐描写により、多くの人間に敬遠されがちなジャンルで、マイナーなのは否めない。なぜ、これほどまでにこのジャンルに惹かれるのか聞いてみると、西村氏は「僕の場合はスプラッターが好きというよりも、特殊メイクが好きだったんですよ。例えば『エクスタミネーター』の最初の首の切れるシーンを見て、『これはどうやって作られているんだろう?』と思うことから入るんです(笑)。だから、最近のCGバリバリの作品には抵抗を感じますね。アナログなのがいいんですよ」と話す。一方の監督は「僕も、西村さんと同じで『どうやって作られているんだろう?』というところから入ったのですが、観客に『あれは(痛そうで)見てられなかった』なんて言われると、ニヤッとしてしまうところが正直ありますね。でも陰惨なものを作ろうとしているわけではないし、リアルに痛さを想像できないくらいの描写をしているので、僕にとっては『想像もできないモノをなんで痛がるんだろう? 痛さが分からないじゃないか』という疑問がありますね(笑)」
ギャグ作家としての小津安二郎とダリオ・アルジェントを尊敬しているという山口監督だが、「小津安二郎はギャグが最高に面白いです。アルジェントは最近は酷いのばかりなので、ファンをやめようと思ったのですが(笑)、なかなかどうにもやめられないんですね。僕はコメディとホラーの2つのジャンルでしか作れないと思います(笑)。今は、ゾンビものと時代劇を融合させた作品を準備しています」とのこと。「ミートボールマシン」は9月23日、渋谷シアター・イメージフォーラムにてレイトショー。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹