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まさに奇跡が実現!?監督&主演が語る「リトル・ランナー」

2006年2月28日 12:00

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劇中よりも成長したアダム・ブッチャー(右)と 監督のマイケル・マッゴーワン
劇中よりも成長したアダム・ブッチャー(右)と 監督のマイケル・マッゴーワン
1954年のカナダ、ハミルトン。14歳の少年が病気で眠り続ける母親を目覚めさせるために“奇跡”を起こそうと、ボストン・マラソンで史上最年少の優勝を目指す――。その姿をユーモラスに描いた感動作「リトル・ランナー」が間もなく日本公開となるが、監督マイケル・マッゴーワンと、主演のアダム・ブッチャーに話を聞くことができた。
マッゴーワン監督は自身がマラソンランナーでもあり、日本の駅伝にもカナダ代表選手として来日した経験を持つ。本作は、主人公ラルフがマラソンを通して成長する姿と、様々な聖人伝説をモチーフにラルフが“奇跡”を起こす姿を描いているが、監督は「“マラソン”と“奇跡”の両方を描いてみたかった」と語る。「そもそも『炎のランナー』以降、素晴らしいマラソン映画というものが少なかったからね。また、“走る”ということは、それ自体が信仰を探ることにもつながると思ったんだ」
主演のアダム・ブッチャーも、「もともと体を動かすのが好き」というスポーツ少年。主人公ラルフは最初走るのが苦手だが、その部分は「学校でたくさん走らされてヘトヘトになり、これ以上もう走れない……という気分を思い出して走っていた」のだそう。
果たして主人公ラルフは母親のために奇跡を起こせるのか? それは映画を観てのお楽しみだが、“奇跡”というものを信じるかとの質問に2人は、「この映画が日本で公開されて、こうしてインタビューを受けていることがまさに奇跡だよ(笑)」と、笑顔をほころばせていた。
3月4日より、Bunkamuraル・シネマほかにて公開。

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