ハリソン・フォード主演作でハリウッドに乗り込む気鋭の新人
2005年12月20日 12:00

衝撃作「タブロイド」で、スクープを追いかけるテレビレポーターと連続殺人鬼の心理戦をスリリングに描き、人間が持つ心の闇を見事に浮かび上がらせた大型新人セバスチャン・コルデロ監督。先頃、来年1月に公開される「タブロイド」のPRのため来日したコルデロ監督を直撃し、ハリソン・フォード主演で製作されることが決定している新作「MANHUNT(マンハント)」について語ってもらった。
「MANHUNT」は1865年、アメリカ南北戦争終了直後に暗殺されたエイブラハム・リンカーン第16代合衆国大統領の暗殺犯を追跡するストーリー。主演のハリソン・フォードは追跡の指揮を執るコンガー大佐を演じる。今回、ハリウッド進出作でいきなりハリソン・フォード主演作に参加できたことについて、コルデロ監督は「僕は『スター・ウォーズ』前3部作や『インディ・ジョーンズ』シリーズを観て育ったんだ。だから、子供の頃の夢が叶ったようで、とにかくうれしい。でも僕より喜んでいるのは僕の母親だろうね」と満面の笑みで語るコルデロ監督。ハリソン・フォード本人については「彼ははとにかく頭が良くて、一緒にシナリオを読んだ後、書かれているシーンを即座に想像できるから、演出する人間としては、とても楽なんだ」
「ハリソン演じる百戦錬磨の軍人と、若くカリスマ性のある暗殺者という生き方も、身なりも対称的な2人の対決を描く映画になる。ハリソンはコンガー大佐にピッタリだよ」と撮影が待ち遠しい様子だった。
「MANHUNT」はクエンティン・タランティーノとのコンビで知られるローレンス・ベンダーが製作し、07年に公開予定。「タブロイド」は06年1月24日、ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ他にてロードショー。
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