米映画会社、海賊版阻止技術開発の会社を共同設立
2005年9月27日 12:00
米ハリウッドの大手映画会社6社は19日、ビデオやDVDの違法コピーを阻止する技術を開発するため、非営利法人「モーション・ピクチャー・ラボラトリーズ(通称ムービーラブス)」を共同設立すると発表した。
新会社に参画しているのは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、パラマウント・ピクチャーズ、20世紀フォックス映画、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、ユニバーサル・シティ・スタジオ、ワーナー・ブラザース・エンタテインメントの6社。
ムービーラブスはロサンゼルスに本拠を置き、映画館内での違法なビデオ撮影の探知や、インターネット上での映画配信に使われるハードやソフトを探知するための新技術を開発、映画業界だけでなく、教育機関や企業、インターネットサービスプロバイダーやその他ネットワーク運営者に提供することを目指すという。
ちなみに、6社によれば、ビデオやDVDの違法コピーによる損害額は、年間35億ドル(約3850億円)にのぼると試算している。