いかにして、人は麻薬の運び屋となるのか?「そして、ひと粒のひかり」
2005年8月2日 12:00

本年度のアカデミー賞主演女優賞ノミネートを筆頭に、世界各地の映画祭で46部門でのノミネート、そして24部門での受賞を果たした新鋭ジョシュア・マーストン監督による「そして、ひと粒のひかり」。日本公開を秋に控え、マーストン監督と主演女優カタリーナ・サンディノ・モレノがPRのため来日。7月27日、東京・銀座の銀座東武ホテルで記者会見を行った。
コロンビアのバラ工場で絶望的な日々を送っている少女が、自らの妊娠をきっかけに街を出ていく決意をし、麻薬の運び屋としてニューヨークへ旅立つという衝撃的な内容の本作。麻薬の運び屋という職業について聞かれたカタリーナは、「麻薬の粒を飲み込むシーンがあり、本当に飲み込まなくてはいけなかったのが怖かったですね。ただ実際に飲み込む事で運び屋の気持ちがよくわかりました。でも私が実際に飲み込んだのは8粒で、劇中のように62粒ではありませんでした」とコメント。
一方、本作の成功で一躍名前が知れ渡ったマーストン監督は「世界の映画祭で様々な賞をもらったのは嬉しいことだが、賞をもらうために映画を作るクリエイターはいません。映画は作り手と観客が一緒になって作っていくものだと思います」とし、本作の題材である麻薬については「なぜ、彼等が麻薬の運び屋になってしまったのか?という疑問が浮かび上がりました。生活が苦しい、子供のため、家族のためなど様々な理由がありますが、彼等を単なる犯罪者としてはとらえられませんね」と真剣なまなざしで語っていた。「そして、ひと粒のひかり」はシネ・アミューズ渋谷にて今秋公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

片思い世界
【“鑑賞確定”の超期待作】広瀬すず×杉咲花×清原果耶主演×「はな恋」製作陣…そして涙腺崩壊へ
提供:リトルモア

ミッキー17
【前代未聞のオール社畜レビュー】史上最凶のブラック仕事を描いた痛快作…社畜が観たらどうなった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観て!【ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

この村の住人は、人間を喰ってる――
【衝撃の問題作】異常なクオリティで世界が熱狂…“絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

観ないとぜっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

厳選した名作“だけ”をあなたに。
【探す時間、ゼロ】家のテレビが「あなただけの24時間シアター」に!(提供:BS10 スターチャンネル)