アカデミー賞コンビ、ヒラリー・スワンク&モーガン・フリーマン来日
2005年5月31日 12:00
本年度のアカデミー賞で、作品賞以下主要4部門を受賞したクリント・イーストウッド監督の集大成「ミリオンダラー・ベイビー」の公開を直前に控え、主演女優賞、助演男優賞をそれぞれ受賞したヒラリー・スワンクとモーガン・フリーマンがPRのため来日。5月25日、東京・新宿のパークハイアット東京で来日記者会見を行なった。
初来日のヒラリーと3年ぶり4度目の来日となったモーガン。ヒラリーは初来日について「日本は本当に見るもの、行くところがたくさんあって大変。でもやっぱり京都には行きたいわね」とコメント。一方の名優モーガンはオスカー受賞について「今回、運良く受賞しましたが、何と言っても嬉しいのが、クリント、ヒラリー、そして作品と、みんなで受賞できたことだね」と語った。
そして、現代映画界を代表する巨人クリント・イーストウッドについては「クリントはTrue Anomaly(真のはみ出し者)で、唯一無二の存在。信じられないくらい素晴らしい才能の持ち主で、クリントと一緒に仕事が出来たのは人生で最高の経験でした」とヒラリー。また、モーガンは「クリントは大声で指示を与えたりするような、どこにでもいる押し付けがましい監督ではありません。役者に自由を与えてくれながら、最高の演技を引き出してくれる、とてもありがたい監督です。現場での彼は、普通の監督のように『アクション!』とは言わずに、『Anytime, you ready (いつでもどうぞ)』と言い、撮影終了の合図も大声で『カット!』ではなく、『ストップ』と静かにいいます。そして、彼の映画のように、いつのまにか現場からいなくなっているんです(笑)」と御大イーストウッドの真似を混ぜながら、にこやかに語った。「ミリオンダラー・ベイビー」は絶賛上映中。