「スーパーサイズ・ミー」の監督、提訴される
2005年5月24日 12:00
ドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」で、1カ月間すべての食事をマクドナルドのメニューで摂ることで自ら実験台となったモーガン・スパーロック監督が、4000万ドル(約43億2000万円)の訴訟を起こされた。
ニューヨーク最高裁判所に訴えを起こしたキャスト・アイアン・パートナーズ社によれば、同社は02年、「スーパーサイズ・ミー」の製作にあたり、スパーロック監督の製作会社の株を25%取得、オフィススペースを与え、ビジネス上の助言を行ったという。しかし、映画が大ヒットを記録したにもかかわらず、スパーロック監督の製作会社は一切の利益の分配を拒否しているという。なお、スパーロック側の弁護士は、根拠のない話だとコメント。スパーロック監督本人は、利益の大半が配給とマーケティング費用に費やされたとして、「私は100万ドル(約1億円)すら稼いでいない」とコメントしている。