3大巨匠がこぞって描いた“エロス”とは?
2005年2月15日 12:00

ミケランジェロ・アントニオーニ、スティーブン・ソダーバーグ、そしてウォン・カーウァイと、欧・米・亜を代表する3巨匠が、“エロス”をテーマにそれぞれ作品を綴ったオムニバス映画「愛の神、エロス」から、3人を代表してウォン・カーウァイ監督が来日。2月13日に懇親会を開いた。
カーウァイ監督の作品「仕立て屋の恋」は、カーウァイ作品常連のコン・リーとチャン・チェン主演で描く少年の初恋物語。監督は「撮影時はSARSの影響で、現場では握手もしないようにしていたが、それが逆に“触れ合うこと”の大切さという作品のテーマに影響を与えた。コン・リーのプロポーションは、男なら誰でも触れたい、抱きしめたいと思うだろうし、少年と大人の2つの面で語られる本作では、男性役はチャン・チェンしかいないと思った。もちろん、彼のセクシーなお尻も重要でしたが(笑)」と笑いを交えながら自作について語った。
また、バレンタイン・デーにちなみ、チョコレート贈呈のため来場した寺島しのぶが「監督の作品は3作の中で唯一ヌードシーンがないが、逆に“見えないエロチシズム”がある」と絶賛。さらに自身の着物姿について「着物はしとやかに見えるが、実は下着をつけないで着るものですから、今日もつけていません」と場内を沸かせた。「愛の神、エロス」は、シネスイッチ銀座ほかにてゴールデンウィーク公開。
(映画.com速報)