365日間眠っていない「マシニスト」の監督を直撃
2005年2月8日 12:00

すでに1年間、365日眠っていない――。原因不明の不眠症に悩む機械工のトレバーが、ある日、奇怪な貼り紙を見つけたことから徐々に何かが動き始める……。「ワンダーランド駅で」「セッション9」で知られるブラッド・アンダーソン監督に、新作「マシニスト」について語ってもらった。
脚本には“歩く骸骨”とも記されているという、不眠症のために痩せこけた主人公を、主演のクリスチャン・ベールは、約30キロの減量で文字通り“体現”した。
「彼は(脚本に)書かれてあることをそのまま実現しようとするタイプで、こちらから頼んだわけでもなく、自分から進んで減量した。あそこまでやってくれる俳優はそういないから、とても恵まれていたと思う。下水道の中を走ったりといった体力を使うシーンは、さすがに少し心配になったけどね(笑)」
また、映画の舞台はロサンゼルスに設定されているが、実際の撮影はバルセロナで行われたという。
「アメリカで十分な資金を得られず、足りない部分はスペインの製作会社がお金を出してくれることになったんだけど、その条件のひとつがバルセロナで撮影することだった。いかにしてバルセロナをロスっぽく見せるかが不安だったけど、少し郊外に出ると驚くほどアメリカに似た場所を見つけることができた。工業地帯や港、倉庫といった場所で英語の看板があれば、それだけでアメリカっぽく見えるんだ。でも、やはり本当のアメリカではないわけだから、アメリカでもヨーロッパでもない、ここは一体どこなのかといった感覚が生まれ、その不安定さが映画にとって良い効果を生んだと思う」
2月12日より、シネクイントにてロードショー。
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