共和党議員が、打倒ブッシュを掲げるスプリングスティーンの不買運動を
2004年8月24日 12:00
ニューヨーク州から上院議員に立候補したマリリン・オグラディ候補が、ブルース・スプリングスティーンのCDをボイコットしようと訴えるテレビCMを放送した。打倒ブッシュを訴えるコンサートツアー“Vote For Change(変革のために、投票を)”をスプリングスティーンが企画したことに対する措置で、30秒間のCMで、オグラディ候補は「彼は、音楽によって何百万もの票を左右することが許されると思っている。しかし私は、ボス(スプリングスティーンの愛称)をボイコットする票を投じます。彼の政治見解に同意しないのなら、彼のCDを買わないでください」と訴えた。「彼には彼の思想を話す権利があります。しかし我々にも同じように声をあげる権利があるのです」というオグラディ候補だが、単なる眼科医である彼女になぜ高額なCM放送枠が買えたのかは不明で、共和党団体から強力な資金援助を得ているのではとみられている。
“Vote For Change”は、政治団体ムーブオンPACの主催により、ブルース・スプリングスティーンのほかR.E.M.、パール・ジャム、ベイビーフェイス、ジャクソン・ブラウン、ディキシー・チックス、ベン・ハーパー、デイブ・マシューズ・バンドらが参加、選挙を1カ月後に控えた10月1日から8日にかけて、大統領選の結果を左右するといわれる激戦の地、ペンシルベニア州やオハイオ州など9州28都市で、34公演が行われる予定。
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