近未来SFの巨匠エンキ・ビラルが来日
2004年4月13日 12:00

フランスのコミック界“バンド・デシネ(BD)”の巨匠で、映画「バンカー・パレス・ホテル」や「ティコ・ムーン」の監督としても世界中のクリエイターから信奉されるエンキ・ビラルが、監督第3作「ゴッド・ディーバ」のプロモーションのため来日。主演女優リンダ・アルディを伴い、4月7日、東京・銀座のホテル西洋銀座にて会見を開いた。
本作はビラル監督の代表作として知られるコミック「ニコポル3部作」をベースに、人間と神の不滅の愛を描く異色のSF大作。監督は「ひとりで描けるコミックと違い、映画は数百人のスタッフが関わるが、それぞれが自分との孤独な闘いをしている。多くの人たちと孤独を分かち合えるのが映画製作の魅力だ」と語り、リンダは完成した映画をみて「美しい夢のような雰囲気や、様々な色調やトーンが折り重なっている映像に感動した」と監督の手腕を称えた。
また、本作は主要な3人のキャラクター以外は、ほぼ全てがCGで描かれているが、監督は「作品のテーマと舞台設定に、CGという表現方法が適していただけで、CGで描くこと自体が目的ではない」と説明。しかし、その独特の色使いや世界観は、“BDの巨匠”エンキ・ビラルならではのものに仕上がっており、必見だ。5月1日より全国公開。
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