キアヌ・リーブスがフィリップ・K・ディックのSF映画に?
2004年4月6日 12:00
フィリップ・K・ディックの「暗闇のスキャナー」の映画化に、キアヌ・リーブスが出演することになりそうだ。かつて、レオナルド・ディカプリオ主演、「アダプテーション」「マルコヴィッチの穴」のチャーリー・カウフマンが脚本を手がけることで映画化が進められていた同企画だが、2年前にジョージ・クルーニーとスティーブン・ソダーバーグ監督の製作会社セクション・エイトが権利を獲得。改めて、「ウェイキング・ライフ」「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター監督に脚本・監督を依頼していた。リンクレイター監督は、同作を「ウェイキング・ライフ」のような、実写映像にデジタル・ペインティングを施す手法を使用したいとコメントしており、実験的な作風に仕上がりそうだ。
「暗闇のスキャナー」の舞台は、謎の麻薬物質Dが蔓延するアメリカ社会。捜査のために、自らも物質Dを服用しドラッグ・ディーラーとなった覆面麻薬捜査官が、次第に人格崩壊に陥っていく姿を描いたスリラー。ディック後期の最高傑作との呼び声も高く、ディック自らの麻薬体験を反映させた作品とも言われている。
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