第16回東京国際映画祭、レッドカーペットで華々しく開幕!
2003年11月4日 12:00
今年で16回目を迎える東京国際映画祭が、11月1日、メイン会場の渋谷Bunkamuraなどで開幕した。当日は、13時から約3時間、Bunkamura入り口から約100メートルに渡り一般道を封鎖し、赤絨毯を敷設して関係者や上映作品の監督、出演者などを迎える“レッドカーペット”が出現。約650名のVIPがこの長いカーペットを通って来場した。特に、ドレスアップした女優、男優が登場すると、沿道に詰め掛けた5000人のギャラリーから大きな歓声が上がり、日本映画として11年ぶりにオープニング作品に選ばれた「阿修羅のごとく」の主演女優陣が、色鮮やかな着物姿でトリを飾るなど、華やかな幕開けとなった。
16時からBunkamuraシアターコクーンで開かれたオープニング・セレモニーでは、富田勲の音楽と指揮による人形舞が披露され、アジア、特に日本を世界に発信するという、今年の映画祭のテーマを色濃く反映した演出でスタート。コンペティション部門の審査員長を務めるコン・リーは「たくさんの監督の、より新しい作品を観られることを期待しています」と挨拶した。続けてオープニング作品の「阿修羅のごとく」の監督、出演陣が舞台挨拶に立ち、森田芳光監督は「胸を張って皆さんに紹介できる日本映画となりました。『阿修羅のごとく』から映画祭が始まり、盛り上がって来年、再来年と続くことを願います」と挨拶した。第16回東京国際映画祭は11月9日まで開催中。