来年は永井豪祭?今度は「デビルマン」が映画化!
2003年11月4日 12:00
斬新なデザインと衝撃的なストーリーで、実写化不可能とされてきた永井豪のコミック「デビルマン」の映画化が決定、その製作発表が、去る10月30日、新高輪プリンスホテル(東京・品川)にて行われた。会見には、原作者の永井豪、岡田裕介東映社長をはじめとする監督、キャスト、スタッフの総勢14名が出席、1年前から準備が進められていたというVFXシーンも一部公開された。
先日の「キューティーハニー」に続き、著作の映画化が続く永井だが、本作については「33年前の連載当時は、まさか実写で観られるとは思っていなかった。ハリウッドからのオファーが何度もあったが、今回ようやく納得出来るシナリオとめぐり合えた。仕上がりが楽しみ」と製作陣を後押し。岡田東映社長は「東映で長年培われてきた実写、アニメ、CG、特撮のノウハウをフルに活かした、今までにないシャープで新鮮な映像作品にし、来年の超目玉として送りたい」と抱負を語った。そして、自ら映像化を熱望していたという那須博之監督は、「人間の業、罪と罰、カオスを描いた壮大な物語を、欲張った形で映像化したい」と力のこもった挨拶。キャストはデビルマン・不動明役に新人、伊崎央登(いざきひさと)、サタン・飛鳥了役には双子の兄・伊崎右典(ゆうすけ)、「バトル・ロワイアルII」の酒井彩名、夫婦初共演で劇中でも夫婦役の宇崎竜童・阿木耀子夫妻、そしてシレーヌ役で映画初出演となるスーパーモデルの冨永愛。すでに撮入しており、年内にクランクアップ、04年夏全国ロードショー予定。