ベネチア映画祭閉幕。金獅子賞はロシアの新人監督に
2003年9月9日 12:00
第60回ベネチア国際映画祭が日本時間の9月7日(現地時間6日)に閉幕、最優秀作品賞である金獅子賞には、ロシアのアンドレイ・ズビヤギンツェフ監督作「The Return」が選ばれた。同監督はこれまでテレビのディレクターを務め、今回、初めて監督した長編劇場映画でいきなりの快挙を遂げた。同作は、10年ぶりに帰郷した父とそれを迎える2人の息子の葛藤を描いた人間ドラマ。監督は受賞後のスピーチで、息子の1人を演じた15歳の俳優ウラジミール・ギリンが、撮影直後に不慮の事故で他界したことを明かし、「彼に対してこの金獅子を捧げたい」とコメントした。また、日本勢では北野武監督の「座頭市」が銀獅子賞(監督賞)を受賞したほか、先鋭的な作品を対象としたコントロ・コレンテ部門に出品された日本・タイなど5カ国合作映画「Last Life in the Universe」(ペンエーグ・ラッタナルアーン監督)に主演した浅野忠信が、同部門の主演男優賞を受賞した。その他の主な受賞結果は以下の通り。
金獅子賞
「The Return」(アンドレイ・ズビヤギンツェフ監督)
監督賞・銀獅子賞
審査員特別賞・銀獅子賞
「Le Cerf-Volant」(ランダ・チャハル・サバッグ監督)
貢献賞・銀獅子賞
「Buongiorno, notte」(マルコ・ベロッキオ監督)
男優賞・銀獅子賞
(「21 Grams」/アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニトゥ監督)
女優賞・銀獅子賞
(「Rosenstrasse」/マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)
新人賞・銀獅子賞
ナジャ・ベンサレーム
(「Raja」/ジャック・ドワイヨン監督)
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