「マトリックス」のオスカー獲得作戦とは?
2003年8月26日 12:00

アカデミー賞における「マトリックス・リローデッド」と「レボリューションズ」の扱いを巡って、同作を製作したワーナー映画とアカデミーが対立している。ワーナー映画は、「同時に撮影したこと」「同じ撮影クルーを起用したこと」などを理由に、「リローデッド」と「レボリューションズ」をひとつの作品としてエントリーすることを希望したが、アカデミー側がこれを却下。が、「リローデッド」と「レボリューションズ」を2作ともエントリーしていいのかとワーナーが尋ねると、アカデミーは返答に窮し、後日、規約を確認したうえで「どちらか1作でなくてはならないという規定はない」と答えた。
トラブルの原因は、「マトリックス」の公開方法に前例がないからである。続き物の映画が短期間に続けて公開されたことは過去にもあるが、「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2」(89)と「バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3」(90)のように、同年に公開されることはなかった。
タランティーノ監督の新作「キル・ビル」も2部に分けて公開されることから、「マトリックス」と同様の物議を醸すことになりそうだ。「キル・ビル」の場合、「Volume One」の全米公開は10月、「Volume Two」のリリースは来年に予定されているが、製作元のミラマックスは、来年のアカデミーの出品資格を得るため、年内に「Volume Two」を限定公開する予定を立てているという。
99年の「マトリックス」で、音響や特殊効果など4部門でオスカーを獲得したワーナー映画の作戦は、「リローデッド」を捨てて「レボリューションズ」のみをエントリーすること。票割れを防ぐため、あえて1作品だけを推すことにした模様だ。
(C) 2002 Warner Bros. All Rights Reserved. (C) 2002 Village Roadshow Films (BVI) Limited.
関連ニュース


劇団四季の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ミュージカル版は期待を裏切らない!! 映画の楽しさを別手法で味わえてアドレナリン爆発!【若林ゆり 舞台.com】
2025年4月12日 12:00
オリジナル コラム




映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】GWにぜひ堪能してほしい特別な体験【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

サメ!ゾンビ!ガメラ!
【狂った名作・怪作が無料大量放送】人類終了のお知らせ! ありがとう“GWの夜”が決まった
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー