シュワ、選挙運動開始。政策はいまだ不明のまま
2003年8月19日 12:00

米カリフォルニア州知事選挙に出馬表明したアーノルド・シュワルツェネッガーの選挙運動を、俳優のロブ・ロウが支援することが分かった。さらに、投資家のウォーレン・バフェットを上級経済顧問に指名。シュルツ元国務長官も経済顧問として陣営に加わることになった。シュルツは、82~89年にレーガン政権で国務長官を務めた人物で、それ以前にもニクソン政権で財務長官を務めている。シュワルツェネッガーは、行政能力を不安視する声に対抗すべく、経験豊富な政界関係者を多数陣営に迎えている。
だが、シュワルツェネッガーはいまだ具体的な政策を示していない。知事に当選したらどうする?との問いには、「州を大掃除する」「ビッグ・ビジネスを呼び込み、州を活性化させる」など一般的なコメントばかりで、政策論争を避けている。そんなシュワの考えを解き明かそうと、インターネット上に、シュワの過去発言を集めたウェブサイト「We Love Arnold」が登場した。このサイトを立ち上げたのは、強気の発言で国際的な人気者となったサハフ元イラク情報相のファンサイトを運営するグループ。選挙運動中の発言のみならず、過去のインタビューなども取り上げている。「私は指導者になるために生まれてきた」といった自分自身についての発言や、環境問題については「心配いらない」など、過去のさまざまなコメントをカテゴライズして掲載している。ちなみに、シュワ自身もオフィシャルサイト「Arnold Schwarzenegger.com」を「Join Arnold!」としてリニューアル。選挙運動に活用していく考えだ。
一方、NBCやCNS、ABC、FOXの米4大ネットワークは、公平な選挙報道を目指すため、シュワルツェネッガーの出演映画を選挙運動期間中は放映しない方針であることを明らかにした。すべての立候補者に、地元テレビ局での放送時間枠を平等に与える米連邦通信委員会(FCC)の規定を尊重したもの。シュワルツェネッガーの出演作は「ターミネーター」や「トータル・リコール」「バトルランナー」など多数あるが、選挙運動中にこれらの作品を放送したテレビ局は、ほかのすべての候補者についても、同じ時間枠を配分する義務に直面するという。FCCの規定はケーブルテレビ局には当てはまらないが、ケーブルテレビ業界の関係者は12日、不公平感を与えないため、放送を自粛する予定との考えを明らかにしている。
10月7日の選挙では、現職のグレイ・デービス知事(民主党)に対するリコールの可否を問う住民投票とともに、リコールが成立した場合、新知事を誰にするかの投票が同時に行われる。正式な立候補者はシュワを含め135人。CNNとギャラップ社などの世論調査によると、シュワルツェネッガーの現在の支持率は42%で、2位以下を大きく引き離しているという。
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