シュワ、カリフォルニア州知事立候補へ
2003年8月12日 12:00

アーノルド・シュワルツェネッガーが、ついに政界進出を宣言した。ジェイ・レノ司会の人気トーク番組「ザ・トゥナイトショー」にゲストとして出演したシュワルツェネッガーは、「(現職知事)グレイ・デービスほど失政を続けている政治家もいない。それこそ彼がリコールされるべき理由であり、わたしが出馬する理由でもある」と、カリフォルニア州知事選への立候補を電撃宣言した。現在、知事選に立候補している候補者は約200名ほどいるが、そのなかでもシュワルツェネッガーの知名度はピカイチ。さらに、故ケネディ大統領の姪でジャーナリストのマリア・シュライバー夫人の影響力を使えば(「ザ・トゥナイトショー」は、夫人が勤務するNBCの看板番組である)、選挙戦を有利に進めることができそうだ。
圧倒的優勢に見えるシュワルツェネッガーだが、いくつか懸案事項がある。まず、熱烈な共和党支持者である点。ブッシュ大統領を支持し、ネオコン的な発言を繰り返すシュワルツェネッガーが、民主党優勢のカリフォルニア州で受け入れられるかどうか。さらに、女性スキャンダルの問題がある。トップ俳優としてハリウッドで君臨してきたシュワルツェネッガーには、女性スキャンダルの噂が絶えない。これまで立証されたケースはないが、今後、対立候補が決定的な証拠を見つけてくる可能性がある。
8日に実施された米タイム誌とCNNの世論調査によると、現時点でシュワルツェネッガーに投票するとの回答は25%で、2位の民主党候補(15%)を大きく引き離して現在トップ。シュワルツェネッガーの行政能力については、「ある」と答えた人は45%、「ない」が39%、「分からない」が16%だった。
今回の選挙は通常とは異なり、3500ドル(約42万円)の供託金と65人分の署名があれば立候補できることから、シュワルツェネッガーのライバルは、「ハスラー」の発行人であるラリー・フリントや、35歳になったアーノルド坊や、人気ポルノ女優や元ロス五輪組織委員長など多士済々。マイケル・ジャクソンと同姓同名の人物や100歳のおばあちゃんまで立候補者として名を連ねているという。
注目のリコール選挙は、10月7日に行われる。

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