ジム・キャリーの新作が原因でイタズラ電話急増
2003年6月3日 12:00
現在、全米で大ヒット中の「ブルース・オールマイティ」で使われた“神様”の電話番号が、全米でイタズラ電話騒ぎを巻き起こしている。本作は、ジム・キャリー演じる主人公ブルースが自らの不幸を神様のせいにしていると、その不満を聞き飽きた神様(モーガン・フリーマン)から、24時間だけ全能のパワーを与えられるというコメディ。神様がブルースをポケットベルで呼び出すたびに電話番号が画面に表示されるのだが、問題は、その電話番号だ。
アメリカでは映画やテレビの劇中で電話番号を表示する場合、実際には使用されていない「555」で始まる架空の番号を使うのが慣例となっている。だが、本作の神様の電話番号は、全米で実際に30件以上も使われている番号だったため、各地でイタズラ電話が続出している。フロリダの女性宅には、1時間に20本も神様宛ての電話がかかってきているため、この女性は映画会社の提訴を検討中。ノースカロライナ州の教会のブルース・マキネス牧師は、電話番号だけでなく名前までが映画の主人公と一緒だったこともあり、「まったく不愉快」とご立腹の様子だ。だが一方で、喜んでいる人たちもいる。これまた牧師で、ジョージア州のコリントン家にかかってきた電話はのべ100件以上。ほとんどの人は「神様はいますか?」と尋ねてすぐ電話を切るが、牧師一家は特に困っていないようだ。家族みんなで映画を観たという一家は、自宅の番号が映画に登場して「神様と電話番号が同じというのは、すごくワクワクする」と話しているという。1日に10数件の電話がかかってきたというコロラド州のラジオ局は、この騒ぎに便乗して「神様に電話できるとしたら何を言いますか」コンテストを開くつもりだとか。
これに対しユニバーサル・ピクチャーズは「問題の電話番号は、映画の舞台となった、ニューヨーク州バッファローでは使われていない番号だったので採用した。本作はあくまでもフィクションです」とだけコメントしている。
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