インディペンデント映画の頂点は「エデンより彼方に」
2003年3月25日 12:00

3月22日、サンタモニカの海岸でインディペンデント・スピリット賞の授賞式が行われ、トッド・ヘインズ監督の「エデンより彼方に」が、最優秀作品賞、主演女優賞(ジュリアン・ムーア)、助演男優賞(デニス・クエイド)、撮影賞(エド・ラックマン)、監督賞の5部門を独占した。その他では、「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー」のデレク・ルークが主演男優賞、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のニア・バルダロスは新人賞を受賞した。
また、イラク戦争のまっただなかに授賞式が開催されたということもあって反戦のアピールをするセレブが続出したのはアカデミー賞と同じ。ジュリアン・ムーアは、受賞スピーチで「戦争は解決策にはならない」と発言し、脚本賞を受賞したマイク・ホワイトはブッシュ大統領の退陣を要求、女優のマギー・ギレンホールはイラク攻撃を「石油と帝国主義をめぐる戦争」と明言した。「ボウリング・フォー・コロンバイン」で最優秀ドキュメンタリー賞に輝いたマイケル・ムーアは、「Shoot movies, not Iraquis(イラク人を撃つな。映画を撮れ)」というバッヂをつけ、ここでもブッシュ大統領のイラク攻撃を厳しく批判した。
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