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ソニー千葉、「キル・ビル」を語る!

2003年3月11日 12:00

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千葉真一と真瀬樹里
千葉真一と真瀬樹里
クエンティン・タランティーノの6年ぶりの新作となる「キル・ビル」は、やはり期待してよさそうだ。去る8日から、自由が丘武蔵野館(東京・自由が丘)にて開催されている“千葉真一映画祭”「必殺ノ猛者ニホンニ帰ル」の初日舞台挨拶のため、ロサンゼルスから駆けつけた“ソニー千葉”こと千葉真一。映画の上映に先立って行われたトークショーでは、先日亡くなった深作監督への想いやハリウッドに渡ってからの苦労話と近況などを披露したが、ここでは彼が語った「キル・ビル」の情報をお伝えしよう。
千葉はタランティーノに請われ、伝説の刀鍛冶“ハットリ・ハンゾウ”役で同作に出演するとともに剣術指導を担当しているが、ユマ・サーマンのアクションの“キレ具合”に関して「彼女の日本刀の使い方は見事。出産後ということで最初はどうなるかと思ったが、クランクインの際には、体をしっかりと絞って来て、難しいアクションも1カ月でマスターした」と太鼓判を押した。また、出演とともに女優陣に殺陣を指導した千葉の娘、真瀬樹里も来場し「ルーシー・リューは、とても器用で教えたことはすぐに吸収した。一方、ユマは不器用だったがプロ意識が信じられないくらい強く、連日8~9時間の稽古を自ら進んで行い、本番を迎える頃には、しっかりと自分のものにしていた」と同作の女優陣を絶賛した。さらにタランティーノの演出について千葉は、「とにかく彼のやりたいことだけをやっている映画」と、まさに“オタク監督”の面目躍如を裏付けていた。「キル・ビル」は、今秋、全国松竹・東急系にてロードショーとなる。注目したい。

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