監督に男も女も関係ないのよ!「K-19」キャスリン・ビグロー監督来日
2002年10月29日 12:00

旧ソ連で実際に起きた、原子力潜水艦の放射能漏れ事故をモチーフに、船員たちの恐怖と必死の行動を描いたパニック大作「K-19」。東京国際映画祭で特別上映が行われた10月27日、監督のキャスリン・ビグローと、若き船員役で熱演を見せたクリスチャン・カマルゴ、ピーター・サースガードが来日し、上映に先がけて記者会見を行った。「いつもスケールの大きな作品を撮っていますが、そういう映画を作るにあたって、女性だからこそできる事はありますか?」との質問を、キャスリン・ビグローは「確かに私の映画はスケールの大きなものが多いけど、女だから、男だからというのは全く関係ないわ。映画作りに大事なのは“情熱”そして“強い決意”だから」と軽くいなし、「過去の潜水艦映画には傑作が多いですが、何か他の映画を参考にしましたか?」との問いには、「この映画は別に潜水艦映画だとは思わない。あくまで人間ドラマよ。だから、他の潜水艦映画を見る必要はなかったし、また敢えて見ないようにしてたわ」となかなか強気のお答え。今年51歳とは思えない美貌の裏に、一筋縄ではいかない頑固さを垣間見せた。また、若く勇気ある乗組員を演じたクリスチャン・カマルゴは、「撮影中、何が大変だったかって、ハリソン(・フォード)みたいな大御所の俳優たちと仲良く仕事するのが一番大変だったよ」と現場での心境を吐露。そのハリソン・フォードは、この映画祭に合わせて来日予定だったが、スケジュールの都合で欠席となってしまった。「K-19」は12月14日より全国ロードショー。
関連ニュース





【第82回ベネチア国際映画祭】社会派作品が目立つコンペティション ホアキン・フェニックスが夫婦で製作参加の「The Voice of Hind Rajab」が高評価
2025年9月6日 09:40
取材 海外映画祭

映画.com注目特集をチェック

大量殺戮の容疑者は、妻と4人の部下
【ネタバレ厳禁の超一級サスペンス】全感覚を研ぎ澄ませろ――スパイによる究極のスパイ狩り
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

“地球で最も危険な仕事”を知ってる?
【驚がくの実話】ヤバい、ヤバすぎる…生存確率0%からの生還に挑む超高評価作
提供:キノフィルムズ

すっげぇ楽しい超刺激作
【めちゃ笑った】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

映画を変えた“伝説の映画”
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった
提供:ディズニー

本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です
【ラスト5分の余韻が、あなたの生涯に影響する】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント