ティム・バートンの新作が決定!
2002年5月7日 12:00
ティム・バートンが、「スパイダーマン」で勢いづいているコロンビア・ピクチャーズの新作「ビッグフィッシュ(原)」を監督することになった。原作は、ほら吹きの父親と息子の絆を描いたダニエル・ウォレスの小説「ビッグフィッシュ─父と息子のものがたり」(河出書房新社刊)。父親がガンに冒されたことをきっかけに帰郷した息子ウィリアムが、たくさんの“ほら”の中から事実をひも解いていく過程をおかしく切なく描いた感動の物語だ。本作は、2年ほど前にスティーブン・スピルバーグ監督が「さゆり」と共に映画化への興味を示していたが、「マイノリティ・リポート」の完成後「Catch Me If You Can」の製作に入ると間もなく、この2本のプロジェクトからは抜けることになった。コロンビアの会長であるエイミー・パスカルは「これは、作り話をするのが好きな父親とそんな父にとまどう息子の話。ティム・バートン以上に作り話が上手で、この作品にふさわしい監督はいない」と、バートンを絶賛している。一方「さゆり」は、スパイク・ジョーンズ監督で進行中だ。