「T3」、高すぎる製作費にスタジオが尻込み
2001年12月11日 12:00
「ターミネーター3」の企画が本格始動したことは先週もお伝えしたが、その規模が史上最大であることが判明した。製作費は1億6500万ドル(約211億円)から1億8000万ドル(約230億円)の間といわれており、これはスタジオがゴーサインを出した予算としては史上最高額(これまでの史上最高額は「パール・ハーバー」の1億3500万ドル)。三度ターミネーター役を演じるシュワルツェネッガーの出演料はなんと3000万ドル(約39億円)で、これは彼が「バットマン&ロビン/Mr. フリーズの逆襲」で手にした2500万ドル(約32億円)を超える最高額だ。全世界で5億1700万ドル(約662億円)の大ヒットとなった「ターミネーター2」の続編とはいえ、さすがにこれでは規模が大きすぎるのではないか、と業界では疑問の声が続出している。しかも前2作で監督・脚本をつとめたジェームズ・キャメロンはノータッチであり、シュワちゃんはすでに峠を越えたスターなのだ。現在製作元のインターメディア社は全米配給するスタジオを探しているが、すでにユニバーサルは見送ることを表明している。