結局、「氷の微笑2」は製作中止に!
2001年6月12日 12:00

昨年製作発表が行われて以来「氷の微笑2」はトラブルに見舞われてきた。シャロン・ストーンの主演は決まったものの、相手役を演じる男優も、メガホンを握る監督も見つからないのである。これまでシャロン・ストーンの相手役に名前があがった俳優は、マイケル・ダグラス、カート・ラッセル、ピアース・ブロスナン、ブルース・グリーンウッド(「13デイズ」)、ベンジャミン・ブラット、監督はポール・バーホーベン、デビッド・クローネンバーグ、ジョン・マクティアナンなど。しかし、声をかけた誰もが「氷の微笑2」への参加を拒否したため、いつまでも製作をスタートさせることができなかった。結局、この続編製作を望んでいるのはシャロン・ストーンだけだということがわかったMGMスタジオは、ついに先週「氷の微笑2」の製作中止を正式に発表した。その直後、シャロン・ストーンは「氷の微笑2」のプロデューサー2名に対し、1億ドル(約120億円)の損害賠償を求め訴訟を起こした。ストーン曰く、彼女は「氷の微笑2」が実現しなくても1400万ドル(約17億円)のギャラを手にすることになっており、そのうえ映画の収益の15%を手にする契約を結んでいた。さらに、脚本のセリフをすべて覚え、ワークアウトも続けていて、そのうえ、「氷の微笑2」に出演するためにほかの作品を断っていた。受け取るはずだったギャラと被害額とをすべてを合わせると1億ドルになるのだという。だが、プロデューサー側はストーンとそのような契約を結んでいないと、真っ向から否定している。すべては裁判にゆだねられることになりそうだ。
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